12月5日（金）、2年生の各クラスで、伝統音楽講習として「尺八」の体験授業を実施しました。
今年も、各地でご活躍されている吉田春雄先生を講師にお迎えし、奥深い日本の伝統楽器の魅力をご紹介いただきました。
授業は、先生による美しい演奏からスタート。その太く、深く響く尺八の音色に、生徒たちは静かに聴き入りました。普段、授業で慣れ親しんでいるリコーダーの音色とは全く異なる響きに、驚きの表情を浮かべていました。
その後、いよいよ尺八の演奏体験です。
「リコーダーと同じように吹けば音が鳴る」と思っていた生徒たちですが、実際に挑戦すると、なかなか音を出すことができません。息の入れ方や、歌口（くちをあてる部分）への当て方を工夫しなければならず、悪戦苦闘する姿が見られました。
しかし、諦めずに一生懸命に練習を続けるうちに、「鳴ったー！」という歓声があちこちで上がり始めました。
音が鳴った瞬間の生徒たちの達成感に満ちた笑顔は、とても印象的でした。難しいからこそ、音が鳴った時の喜びはひとしおだったようです。
一時間の授業でしたが、日本の伝統楽器の奥深さと楽しさに触れ、クラス全体が活気にあふれた時間となりました。
吉田先生、貴重なご指導をありがとうございました。
