12月2日（月）、本校3年生を対象に、奈良県助産師会より助産師の山村智子先生をお招きし、「生と性」に関する出前講座を開催しました。
思春期のまっただ中にいる生徒たちにとって、「現在と未来」「生と性」「自分と他人」という壮大なテーマに向き合う、大変貴重な機会となりました。
講座では、まず月経や男女交際、妊娠への不安といった、女子中高生が抱えやすい具体的な悩みについてデータを示していただき、生徒たちは自分たちの抱える課題を客観的に見つめ直しました。
特に重要な学びの一つは「性的同意（アサーティブネス）」です。対等な人間関係を築く上で、お互いの気持ちを尊重し、意思を明確に伝えることの大切さを強調され、生徒たちは真剣にメモを取る姿が見られました。
さらに話は、性交、避妊、妊娠というテーマへ進みました。先生は、「100％確実な避妊方法はない」こと、そして「コンドーム＋One！」という具体的な知識とともに、人まかせにせず自分で正しい知識を持ち、パートナーとしっかりと話し合う重要性を熱く語られました。
そして、人工妊娠中絶や養子縁組といった、妊娠のその先にある「選択」と、それに伴う進学・就職・結婚といった未来までを視野に入れたメッセージは、生徒たち一人ひとりが、自分の人生と責任について深く考えるきっかけとなったはずです。
命の尊さと、未来の自分を守るための知識と責任について、大切なことをたくさん教えていただきました。山村先生、貴重なご講演を本当にありがとうございました！
